初広州

広州市

広州ではコンベンションセンター(チャイニーズ・エクスポート・コモディーズ・フェア・パズー・コンプレックス
)で、19日からモーターショーが始まっています。その準備期間の僅かな間にペット用品の展示会 http://www.cipscom.com/first.swf がありました。前説では30カ国以上のメーカーが参加する世界的にも有名な展示会ということでした。昨今の中国の好景気に肖ってペット業界もそっち向きに動き始めています。
もともと、広東省広州市では有名ブランドのバッグや衣類の工場が多く、繊維や樹脂製のペット用品はお手のものでしょうか。

Yahooさんの提供するお天気情報で、広州の気温は昼は27℃以上、夜は17℃前後と寒暖の差が激しいようで、どんな格好をしていったらいいのやら当日まで悩んでいました。結局スーツはやめてネクタイだけ締めて会場入り。

中国でのペット用品市場調査って言うと格好いいのですが、自分はペット用品メーカーを立ち上げている方に便乗させていただいたので、申し訳ないほど観光気分でした。素晴らしく大きな〜コンプレックス会場の一部を使い開催されているのですが、そのスペースだけで毎年日本で行なわれているペット用品の展示会を上回る広さとブースの数です。来ている製造メーカーは中国内の工場がほとんどで、韓国や日本、古くはヨーロッパ、アメリカの受注から始めた製造工場が多いようでした。
品質もこの数年で目覚ましく進歩していますし、製品によっては日本製により近い高品質(自惚れ)なものも出来てきました。
私の気に入ったワンちゃんの旅行バッグを製造している会社では、日本の取引がまだないにも関わらず「日本語」をそこそこ勉強されていたようで、私たちが訪れたときは、自社製品の特徴を笑顔で嬉しそうに語っていました。


うわさに聞いていましたが「日本」人気は確かなようで、全く日本企業と関わりがなくても「ひらがな」が各ブースで使われており、微妙に意味やニュアンスが違うその不自然さに「笑」。
「〜の〜」や「良い〜」とか漢字で表現できているのに何故か「ひらがな」を挟んでしまう。
ちなみに「どこで売る?」ときいてみると「韓国」「中国内」
韓国でも「日本語」の表示がある商品の人気が伺えます。


展示されている商品は、昨今の流行を取り入れたものから、旧態然とした粗末な物までさまざまです。
日本への輸出商品も多いため、見慣れた物や似ている物(フェイクが多い土地柄)が各所にあります。


生き物の展示はありませんでした。
実際に広州では「犬」も普通の食材ですから「愛玩犬」として人並みの地位を得るためには、各製造メーカーにペット産業に参加する自覚が生まれなければ、世界へ向けての競争力を持つことは大変な事だと思います。町中で見かけた初老の夫婦が連れたポメラニアンは貴重なのかな。通訳の方に伺うと実際にはかなりの方がペットを飼っていて外に出さずアパートやマンションの中庭などでRUNさせている事も珍しくないと。