有東木

そろそろ、東海地方も紅葉の季節ですね。
いちょう並木も色づき、食欲は底なしです。
今週は、『有東木(うとうぎ)』に行ってきました。知る人ぞ知る、日本人の食卓には欠かせないスパイス、山葵発祥の地です。恥ずかしながら『山葵』が『わさび』と読むことを知りませんでした。

最近ニュースでこの『有東木』の紹介があり、映像ではわさびの出荷模様を流していたそうです。自分は見ていないのですが友人が、「今日はバイクでそこに行きたい」というので、夜食は「焼き肉希望!」とカミさんに伝えて出発しました。

場所は、静岡市葵区・・・と調べてみてビックリ、『区』ですよ。
都会?

ところが静岡市を流れる『安倍川』を上流に向かい40分、山の奥の奥へ曲がりくねった道を走り続けます。途中いくつかの小さな温泉地を抜け『梅ヶ島』という秘湯と呼べる温泉の少し手前を折れ、かなりの傾斜の山の頂上付近に『有東木』はありました。

午後1時を少し回っていましたが、『うつろぎ』というみやげ物屋で昼食、土産はもちろん、『生山葵』と『わさび漬け』です。友人は昼食の山葵尽くしメニュー『うつろぎ定食』のソバに入っていた山葵の茎や葉が美味しかったとのことで、新鮮なわさびの葉をひと束買い求めていました。

有東木で目的を達成した後は、傾斜地を降り、もとの梅ヶ島に向かう道をひた走ります。
温泉の手前には景勝地がたくさんありそのうちの一つ『赤水の滝(あかみずのたき)』に立ち寄りました。紅葉は未だでしたが滝の豪壮さに感動です。

梅ヶ島からは山梨県側に抜ける梅ヶ島峠(冬季閉鎖)を走りますが、ここにきてやっと紅葉に出会いました。一面に紅葉広がる背の高い山肌を走り、ほぼ分水嶺を抜け下り始めると山梨県側の山々の間に富士山を望むことが出来ました。


ホッとするひとときです。

帰宅すると今夜は計画通り「焼き肉」です。うちのカミさんは「胃がもたれる」という理由で、焼き肉が余り好きではないのですが、昨年伊豆で購入した『生山葵と醤油』でたべたところ、すっかり気に入り、新鮮な山葵があれば「焼き肉」になりました。

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